美容室の予約が何年たっても苦手である

日常の話
広告
スポンサーリンク

 

 

 

美容室に行きたいなと、かれこれ少し前から思っているのだが、

とにかく腰が重い。一番の理由は、予約をとるという行為だ。

 

美容室に行きたいなと思いだした最初の頃は、

「そろそろ伸びてきたし、いつ行こっかな~」

て、くらい、ゆるっとした感じで。

そんなに切羽つまってもないから、ネットの予約ページを開いてみて、

なんとなくピッタリくる日時が空いてなかったりすると、

「ま、そんなに急いでないし、またにしよ。」

って、予約ページを閉じたりして。

でも、そーこーしてるうちに今朝開いた行きつけの美容室の、年内の予約がいっぱいになっていることに驚いた。

うわー、こりゃまずい。

こんなボサボサな頭じゃ、新年を迎えれんぞ、と。

 

というわけで、急遽本日行ける美容室を探すことにしました。

最近の若者は、ネットで新規の『はじめてクーポン割』を使って美容室を転々とするのがトレンドだと聞いたので、若者に習いネットで予約しました。(この情報あってる?)

飛び込みで、しかも新規の客です。

我ながら勇気があります。

予約時間が本日11時から。

ネット予約をした時間は10時15分。

自宅から車で20分の距離なので、化粧もほどほどに急ぎ向かうことにしました。

 

美容室「aki」

たしかこんな店名だったはず。

場所も一応チェックしてきたはずなのに、予想よりも4軒手前の店舗に「aki」と、ガラスドアに小さく書かれていました。

ここかな?と。

まず、外に置いてある消毒液で手を殺菌し、ドアを開けると、

『いらっしゃいませー』

明るい挨拶が飛び込んできたが、

一番最初目に飛び込んできたのは、ブラザートム風格の葉加瀬太郎だった。

「あの…、今日さっきネットで予約したんですが」

というと、

『はいはい。わかってます。美容師の阿木でーす。本日は宜しくお願いしまーす。』

名札をプラプラさせながら、喋ってもノリのよさげなバイオリン持ってない葉加瀬太郎。

”美容師の阿木” …そっちの「aki」ね。

てっきり「あきこ」や「あきえ」、「あきよ」に「あきみ」などの女性の名前から店名をつけてるかと。

阿木っていうより、完全に葉加瀬太郎なんですけどー。

(阿木って名乗ってるやん!)

 

店内は4席あり、すでに3席うまっていた。

葉加瀬太郎越しに奥を覗くと、ハイブリーチロン毛の假屋崎さんがいた。

全身真っ黒で厚底ブーツにロックテイストのスカートをはいた假屋崎さん(女性)は『いらっしゃいませー』と、にっこり挨拶をしてくれた。

『こちらで少しお待ちください』と、また別の女性スタッフが丸椅子を出してくれた。

よくある座面が緑の丸椅子。病院の待合室なんかにあるあの丸椅子。

ここ病院じゃなくて、びよういんなんですよね?

あ、もしかして洒落ってる?

しかもその女性スタッフ、チビの私が言うのもなんだが、わたしよりも小柄。髪は肩の長さに葉加瀬太郎ほどではないゆるふわパーマで、ピンクのインナーカラーがとてもよく似合っていた。

ブラザー葉加瀬太郎にロックテイストの假屋崎省吾。ピンクのインナーカラーの女性。

え。なにここ?

情報が多すぎて、もうー。

すると『お荷物お預かりしていいですか?』と今度は、3時のヒロインの福田麻貴似のおねえさん来た。

お荷物お預かりしてもいいですか?って聞かれたのに、言葉ぜんぜん入ってこんやん。

ブラザー葉加瀬太郎にロックンロールカーリーに、ピンクインナーカラーお姉さんと3時のヒロイン。

いや、マジで、個性つよすぎやろ笑

 

って、ここで気付いた。

私、名前聞かれてない。

え。ネット予約なら必要ない感じ?

こちらへと通され、座るや否や『パーマですか?』とブラザー葉加瀬。

「あ、はい」

『パーマが好きなんですか?』

え、なにその質問。パーマが好きかなんて、今まで考えたこともなかったわ。

とりあえず「あ、まあ、最近はそうかも。」と答えてみたが。

間髪入れず『どんなパーマにしましょ?』

えー?最初のパーマが好きかて質問の意味!

気を取り直して「大きく強めにかけたいです。」と言うと、

『小さく強めなのが僕みたいなパーマでー。』て、

そんなんチリチリくるくるにされたら葉加瀬太郎ツインズになるやん!

なので、そこはやんわりときっちりスルーして、持ってたゆるくるパーマの画像を差し出し、さっそく施術へ。

 

実は、私と同じような方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、

美容室で頭さわられてると、眠くなるんですよね、ほんと。

新規でこんなにリラックスされる方も珍しいです、なんて言われてしまったけど、

これってー、褒めてないですよね。

時折、台を運んできたガタって音に、毎回ビクッとして、その度にお互い「すいません」

って、謝ってました。

パーマがかかり終わってからも『モシャっと感がいいですねー』

セットが終わっても『モシャっとしてて雰囲気に合ってますよー』

と、ブラザー葉加瀬が何度も何度も、”モシャっと”て言うんだけど、はたしてモシャっとはいい意味なのかは、いまだナゾのまま。

ま、とにかく、パーマもカットもシャンプーもセットも、申し分ない仕上がりで満足。

ちなみに、最後になぜかロックンロールカーリーに生け花ではなく、眉毛メイクを施され、

これにて終了。

 

更に、付け加えておきますと、

ネットから新規の”はじめてクーポン割”を利用して予約したんですが、

パーマ、シャンプー、トリートメント、カット付で8800円だったのに、(この金額でも安ッ!)

払った金額は7700円でした。

いったい、なぜ。

私の予約したメニューが違ったのかな。

まさかトリートメント省かれたとか。

ま、トリートメントしてなくても別にいいやって、しっかり7700円払って帰りました。

 

 

なんだかおもしろすぎて、

最初に葉加瀬太郎をみた瞬間から、今日がラッキーな一日だとワクワクしたよね。

たまには、違うところに飛び込んでみるってのも、新しい発見があって刺激的~☆

時にはとんでもないヘアスタイルになることも、多々あるとして。

今日は、すっきりと楽しい日でした。

また行くかって?

ん~ どうでしょう~(急にミスターでてきた)

 

 

 

P.S 隣でカットされてたご婦人は、この後山登りに行こうかな、とおっしゃってました。

   山登りの前に美容室って…。昼過ぎから山登ったら、降りるの何時?

   なんて、大きなお世話なことを、目は開かないけどかすかに聞こえる会話が子守歌替わりで、

   こっくりと船をこいでました。

 

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回もお楽しみに。

 

広告
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました