Merry Xmas♪
こちら九州ですが、明日からの寒波の前に冷たい木枯らしが吹き荒れています。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。
イヴの我が家は夫が夜勤の、まったくもっていつもと変わらぬ日常で、
食卓がそろう今夜、ささやかなクリスマスっぽいことをしようかなと思っています。
次女あおの、サンタ事情を先にお伝えしときますと。
去年のクリスマスが過ぎたころ、
『ねえ。サンタさんて、親なん?』と、どストレートに聞かれまして、
「うん、そうよ。」と即答し、私の親としてのサンタ紛争劇もあっけなく幕を下ろしたのでした。
ですがまだ小学6年生なので、今年までサンタさんは来るよ、と補足しておきました。
次女あおが、最後のサンタクロースに頼んだプレゼントは、”どうぶつの森”のアップデート版と『次郎さん』という、なんとも現実的なプレゼントで、アップデート版も次郎さんもクリスマス前にとっくにやってきていたので、クリスマス本番の昨日今日は、なんの驚きもないただの冬休みとして過ぎる予定でした。
しかも25日の午前中に、歯科の定期健診の予約も入れていた。
なぜこの日に?
いや、たまたまその日しか予約が取れなかったんですよ、たまたまね。
歯科に向かう車の中で、『クリスマスと言えば、ケ〇タッキーよね!』なんて次女が言っていて、朝からしきりに流れるCMがしっかりと脳裏に焼き付いていた私は、
「だよねー!」と答えながらも、ケ〇タッキー好きの私としては、クリスマス関係なくケ〇タッキーならいつでもOKなわけで。
今年のイヴは夫が夜勤だと前々からわかっていたし、長男長女もよいお年頃なので、クリスマスにわざわざ親兄弟とは過ごさないだろうし、イヴは次女あおと私のふたりクリぼっち。
『親ときょうだいは数に入れんのよ』と次女あおがいうので、次女もクリぼっちなのだそう。
親の私でさえキャピついたところをあまり見たことがない小学6年生の割にずいぶん落ち着いた性格のあおだが、
”日常感満載の普通のイヴ晩飯” ”オカンとふたりぼっちのイヴ” ”プレゼントは前倒し” ”クリスマスの午前中に歯科定期健診”は、さすがに気分がアガらなかったのだろうか。
食べたいものを聞いてもいつも『なんでもいい』としか答えない物欲食欲の薄い次女あおが、
『ケ〇タッキー(チキン)が食べたい』と何度も言うので、あおをダシにして歯科検診のあとケ〇タッキーに行くことにしました。
少し前に友人から「ケ〇タッキーのチキン、クリスマスは予約せんと買えんよ。何年か前当日買いに行って買えんやった覚えある!」と、聞いたばっかりだったので、予約もしてない思いつきの客を受け入れてくれるか心配でしたが、ダメもとでとりあえず行ってみることにしました。
「予約してないから買えないかもしれないよ」と、あおに念をおし、買えなかったらお昼ご飯はたこ焼きでも買って帰ろっか、などと話しながら入った駅前の店舗には、
入り口に一人、各レジにメインとサブ、厨房もすれ違う余裕のないほどスタッフ総出な感じで、こんな急な思いつきの飛び入り客もなんのこっちゃ、するりと受け入れてくれました。
「予約してないんですけど…」なんて言う暇もなく。
オリジナルセットを2つに、クリスマスらしくホットパイもつけて。
待ち時間もほぼなく、スッと購入。
駅のロータリー内の店舗だったので、短時間だがパーキングに車を停めたら、まさかの30分以内の料金0円。なにもかもスムーズに事が運ぶ。
『やった♪ケ〇タッキー♪』と、喜ぶあお。
「買えてよかったね。夜もチキンやけど。」と言いつつ思い出す。
あ!そういえば昨日スーパーで、出来合いのチキンを買っていたのをすっかり忘れていた。
クリスマスムードのスーパーに乗せられてか、一応ケーキは予約してあるし、今年は手作りピザにしようと思っていたので、チキンは手抜きでいっか!って、買ってたんだった。
「昼もチキン食べて、夜もチキンでも大丈夫?飽きん?」
と聞いてみたけど、『ぜんぜん大丈夫!』っていうので、
(まあ、大丈夫じゃなくてもチキンとピザしか出ませんけどね。じゃあなんで聞いたん?)
「鶏肉が続いたって平気よね。それはそれ。これはこれね!」
と私が言うと、あおが、
『「それはそれ、これはこれ」って便利な言葉やない?全部それで済むよね。』
と言いました。
なるほど、たしかにそうかも。
いいな~〇〇ちゃんちは…的な状況も、「よそはよそ。うちはうち。」これで一発。
あの時ああすれば…的な時も「過去は過去。今は今。」はい、終了。
さらに『この言葉考えた人天才やない?』とまで言う。
こんなにスッと納得できる言葉、なかなかないですよね。
なので、この言葉で納得できない何かはこの世にあるのかと、ケ〇タッキーから自宅までの車の中であれこれふたりで考えたのですが、結局答えはうまく見つからないまま。
そんな帰り道、
自宅は住宅街の一角で、少し歩くと田んぼや山や川がある中途半端な田舎なんですが、
自宅に続く道の途中に、一面田んぼ風景が続く箇所があって、そこを通る時に次女あおが、
『ここの風景見たら、なんか、ふぁーってなるよね、わからん?』
と、言ってきました。
「ふぁー?」
『うん、そお。ふぁー。』
「ふぇー、でも、ふぉー、でもなく?ふぁー?」
て聞くと、
『ふぇーもふぉーも違う時やろ。ここは、ふぁーやろ。』
と言います。
「ふぇーはともかく、ふぉーは近くない?のほほーんのほーんぽいやろ。」
と私が言うと、
『んなら、そのまま、のほほんて言えばいいやん。なぜそこで「の」省略する。しかも活舌悪い人になっとーし。』
今、文字にしたら何が面白かったかさっぱりわかりませんが、ふぇーとふぉーが絶対違うことになぜかふたりで大笑いしながら、ふぁーな風景を後にし帰宅しました。
昼に予定外のチキンを食べて、これでクリスマス終わってもいいんじゃね?と少々満足な50の母ですが。それはそれこれはこれ。
(そんな続けて重たいモン、初老の胃には…)
さてと。ピザ生地の仕込みでも始めましょうかね。
みなさまもふぉー♪な良いクリスマスをお過ごしくださいね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
次回もお楽しみに。
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