親だって失敗する【子育て失敗談#1】

子育ての話
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長男27才、長女25才、次女11才(2021年11月現在) 

よくもまあ、こんな未熟な母のところに来てくれたなーとつくづく思うのですが。

我が家の子供たちは、相当なチャレンジ精神の持ち主か、

はたまたドMなのか…。

いや。

母のもとに来たのではないな。

子供たちに、母親にしてもらったのだな。

つまり今の私がいろんな方々に、”母”としてのお話ができるのも、ぜーんぶ子供たちのおかげだ。

 

ですから、まあ、失敗談は多々。

小さい頃からの本好きは今もかわっておらず、読書量には多少の自負がある私ですが、

育児書通りにいかないのが、『子育て』

だからこそおもしろいんですねー。

(てか、育児書通りにしたことないやん)

こと、我が子のことになると、自分の感情が、ぎゅーんと入っちゃって、

自制が効かないったらありゃしない。

 

長男長女がまだ小さい頃は、「木の上に立って見る」なんてことも、

聞いたことがあったとしても、そんな言葉、そこらへんにポイ捨てして、

木から降りてきて、子供の横にガンガンへばりついてましたね。友達か!ってね。

(ポイ捨て禁止×)

てことで、聞いてください。失敗談です。

 

 

失敗談#1 『今頃俺は千賀クラスやな』

だいぶ遡りますが、長男が小学校のころの話です。

にこにこおっとり系(ちっさい頃はね)の友達多め男子だった長男は、スポーツがとても好きでした。

特に、球技が得意なのは今でも変わっておらず、最近はアラサーらしくゴルフなんぞやってらっしゃるらしい。

そんな長男が小学3年生頃に、「スポ小に入りたいんやけど」と、言い出します。

スポ小とは、スポーツ少年団(放課後クラブ)の略で、うちの小学校ではソフトボールとバレーボールとサッカーのチームがありました。

長男は、ソフトボール部に入りたいのだと。

「いーよー」なんて即答できませんよね?

だって、日曜日の度に、練習だの、試合だの、お茶出し当番、車出し当番でしょ。

当時の私はシングルマザー、フルタイム勤務(しかもめちゃくちゃキツい)、ジジババ遠い、元ダンナ会いたくない頼りたくない…

そんな私の貴重な休日をかっさらっていくわけですよ。

いやー、その頃は、これ無理だと思いましたね。

自分が壊れる…と。

それで私は、長男をちょっと試すわけですよ、どれくらいの本気度なのかと。

その本気度によって考慮しよう、と。

なので、一回は断りました。

よっぽどなら何度も言ってくるだろうと、長男の出方を待ってたんですよ。

しかし、彼はそれから約2年間ソフトボールの事は一切何も言ってきませんでした。

毎日友達とも楽しく遊んで帰るし、一時的な感情だったんだろうと軽く気にもとめてなかったんですが、

5年生になった時に、「サッカーがしたい」と言いだしました。

今度はサッカーかよ。

もちろん、前回よりも色々と成長している彼に、頭ごなしで否定もできず、

私がしぶる理由をちゃんと説明して、それでもやりたいのならまた言っといで、と伝えました。

今度は一週間後に言ってきました。

「やっぱりやりたい」と。

これを3、4回繰り返すわけですが、この間に私は、ママ友ネットワークを駆使して、

サッカー部の保護者の話を聞いて回ります。

まー、最終的に息子に根負けしてサッカー部に入部することになりましたがね。

中学校にサッカー部がなかったのですが、なぜか高校で再びサッカー部に入るんです。

サボってばっかで、ほぼ籍だけでしたが…。

そんなかんじなので、別段気にもしてなかったのです。

ある時、彼がだいぶ大人になった時に何かの話の流れで、

「お母さんが、ソフトさせてくれんやった」

と、言い出しました。

あれ?サッカーやったよね?

と、なりますわな、私的には。

「ソフトがだめって言われたけん、サッカーにしたけど、嫌いじゃないけど本当は野球の方が好きやったんよ、俺」

 

え?ですよね…

確かに、テレビでよく観ているスポーツ観戦は、野球が多いかもな。

でも、ソフトしたいってそんな強く言わんやったような…

 

今となっては取り返しのつかないことですが、

子供なりに、遠慮して強く言わなかったんだろうと思います。

なんて、いい子じゃないの…

 

その頃の私に言いたい。

察してやれよ、な!

 

 

最近では、家族が集まった時の持ちネタのようにこのことをイジられます。

ソフトバンクの試合を見ていると、決まってこう言います。

『俺が野球やっとったら今頃、千賀クラスの選手になっとったやろうね!』

 

言うだけタダなんで、おおいに言わせときましょうか。

あの時、私に気を使い、わがままを言わなかった分、

気が済むまで言ってもらいましょう。

多分一生言われるな。

後悔はしてません。しても無駄なので。

でも、失敗だったなと思います。

深く反省してます。

でも、今、

この話題で家族が笑えるのも、この失敗のおかげだと思えてます。

 

皆様は、どうぞマネされないで下さいね。

 

 

千賀滉大選手 とは、

福岡ソフトバンクホークス所属のプロ野球投手。令和初および育成選手出身者初の、ノーヒットノーランと投手三冠王を達成。推定年俸4億円と言われ、育成出身選手最多の通算勝利数記録を持つ、今やソフトバンクのエースであります。(ウィキペディアより一部抜粋)

こんな偉大な選手と同じ土俵に立つなんて…

息子にかわって、千賀投手のお母様にお詫び申し上げます。

(お父様にも謝れ!)

  

 

 

ごめんなー!

親だって失敗するんだよー

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回もお楽しみに。

 

 

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