前略、ぱーぷるぴーぽーの母より

子育ての話
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2010年の6月頃、夜の10時半

生後3か月、次女の授乳

母乳の出もいまいちな上に、吸う力も弱く、それでいてミルク嫌い。

今だ3時間おきの授乳 朝まで寝てくれる日なんて来るのだろうか。

 

30代最後の年で滑り込み出産をしたとき長男は高1、長女は中1、

ふたりとも多感な時期だった。

そんな多感な時に、母の再婚、年の離れた妹が生まれ

たしかに、穏やかであるはずがない。

思春期と反抗期のコラボ with授乳期 である。

 

夜10時半の授乳、このまま朝までとは言わない。

せめて4、5時間でも眠ってくれたらな・・・

と、淡い期待をしつつ、母の私もうつらうつら・・・

そんな時、携帯が鳴る。

せっかく次女が眠ったのに起きるーー!! こんな時間に誰よ!

忍び足で慌てて部屋から出て、着信音を消す。

知らない番号からだった。

部屋の中に聞こえないように声をかすめて、もしもし?

「冬郎君のお母様ですか。こちら○○派出所ですが。」

はい、そーですが・・・  はい? け、けいさつ?

「冬郎くんを迎えに来てほしいんですが。」

 

どうやら息子は、補導されたらしい。

今度は何をやらかした?

まゆげが細い、遅刻の常習犯、とにかく悪事のコンプリート!

喧嘩の仲裁に入ったら当人を差し置いて喧嘩の主人公になったりと、

学校からの呼び出しには耐性がついていたが、なにをした! え?

 

慢性的な睡眠不足だった私を気遣い、夫は俺がいこーか、と言ってくれるも、

その当時、中距離トレーラー運転手だった夫は、4時間後には起きて出発しなきゃいけない。

睡眠時間残り3時間半。夫も私もどっちもどっちだ。

いいよ、私がいく。

今(おっぱい)飲んだばっかりやけん、最低でも3時間は寝るやろ。

ちょっとだけでも寝てて。

 

スッピン当然、髪の毛ぼさぼさ、ボロ雑巾のような私は、

よれよれの部屋着からせめてもの普段着に着替え、

財布と携帯、鍵をバッグにつめこみ急いで車のエンジンをかける。

「よし。おちつけ私。あわてるな。私が事故っちゃいけん。安全運転や。」

ルームミラーで確認した。

目の下の、青いテディベアも忘れず一緒に連れてきたことを。

 

 

 

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回もお楽しみに

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