酒と共に去りぬオトンのぶおの話

オトンのぶおの話
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本日、1月12日は、

オトンのぶおの3回目の命日であります。

お墓参りは日曜に家族で済ませたので、

今日は供養の意味もこめて、おとんの話をします。

(ほんとに供養なのか?バケてでるわ!)

 

 

 

以前に次郎さんの腹巻を編みながら書いた記事にも紹介しましたが、改めて。

(次郎さんの腹巻とオトンのぶおの腹巻の記事はコチラ

 

おとんの生前の職業はトラック運転手。

「うちの会社は、装飾させてくれんきのー」と、良く言っていたので、

軽くデコトラに憧れていたんだと思われる。

オトンの顔見ます?

のぶおーーーーーーーー!笑 
まじめな顔すなーーーー!笑

 

休日に『トラック野郎シリーズ』を借りてよくビデオ鑑賞していたので、やはりトラック野郎「星桃次郎」にも憧れていたんだろう。

自分を菅原文太だと妄想して。

(どこがや!)

(どっちかってーと、愛川キンキンじゃね?)

おかげで、主題歌『一番星ブルース』は、聞きすぎて耳タコ。

イントロの、デデデデン、デン♪

最初のデで、ピンポーン!!

「一番星ブルース!」って、イントロクイズじゃ誰にも負けねー自信あり。

実は、デの前に、ブン、キュルキュルキュル~って、エンジンかける音がイントロのはじめ。

ここでまずピンポーン!押せるね(`・ω・´)b まかしとけ!

 

 

いや。

ちゃうて。

たった1曲イントロクイズで勝てて、自慢すなて。

小さい頃は、こんな酒飲み腹巻トラック野郎なオトンのぶおが、嫌で嫌でたまらなかったーって話なんですよ。

亡くなってから3年も経ったので、なんとなく良い思い出ばかりに思えますが、当時小さい頃の私は、恥ずかしくて恥ずかしくて。

スーツを着て出勤する友達のお父さんがカッコよくて、うらやましくて。自宅で商店をしてるナオヒコ君のお父さんも、散髪屋のたなかさんのお父さんも。みんなかっこよかった。

要するに、トラック野郎じゃなければそれでいい。

腹巻して、日本酒飲まんやったらそれでいい。

お酒飲んだとしても、ビールとかワインとか、おしゃれに飲んでくれたらそれでいい。

年中、日本酒。

肝臓、無休。

それも切子ガラスの日本酒グラスなんかで飲んでくれたなら、トラック野郎でもぜんぜんいいんですけど(腹巻は別)

いわゆる緑茶用の普通の湯呑に、一升瓶からとぽとぽと注いで飲んでた。

パっと見、お茶飲んでる風。

湯気出てない湯呑。

ねえ、誰に対してのカモフラ?

あくまでシラ切り通すつもり?

なんのためよ。 

 

 

てか、日本酒って、わりと透明でしょ?

一見、水?って間違えそうになるほど。

でもよーく見ると本物の水と比べ、ほんの少しだけ黄みがかってる。

そのうーっすらと黄みがかった透明な水(日本酒)を、

わざわざこのために買ったであろう500ml入りペットボトルの水と、中身を入れ替えて、

さも、お水飲んでますー的な顔して、次女の運動会を見にきてたオトンのぶおです。

 

近頃じゃ、酒類NGな運動会も多くなってきていて、

我が小学校ももれなくNGになったんだよーつって、先に電話で知らせといたよね?わたし。

聞いてなかったのか?

おお、そうか。て返事してたよな?オトン。

やけにさっきから、おとなしく座ってんなーと思ったら、こっそり小脇にペットボトル抱えてた。

日本酒入りの。 

「はあ?そんなんに日本酒入れて持って来とん?」

て、詰め寄っても、ピーナツなんかつまみながら、なーにシレっとしとんじゃ、こら。

しまいにはペットボトル見せて、

『酒やないて。飯塚の湧き水たい!』

などとぬかしだした。

どーにもならん。

 

 

やばい。

しかもいい感じにアルコールが回って来たぞ。

 

保護者観覧の場所取りをとなり同士に確保した、次女の幼なじみ家族のおじいちゃんおばあちゃんに最初のほうは、

『どちらから来られとーとですか?』なんて似合わんくせによそよそしく話しかけていたのだが、

ちょっと目ぇ離した隙に『飯塚の湧き水、飲みません?』って、よそのおじいちゃん酒に誘ってた。

もー、やめてーーーー!!

ここ、運動会!

しかも飲酒禁止の張り紙、目の前にガンガン張られとーやろ。

目ぇちっさいけん、見えんの?

「ちょっと、やめてっちゃ」って私が阻止しても、

『なーん言ーよるとや。これは飯塚の湧き水ったい!』

と、断固として譲らない。

そこには酒が効いてないみたいだ。

幼馴染の子のおばあちゃんも、「あら、うちのジージと気が合いそうですね」

なんつって、笑ってコップ受け取ってる場合じゃないってー。

じーさん同士、一緒に飲ませる気?

知らんよ。盛り上がってきたら手がつけられんのやけん。

 

あのー、忘れちゃ困ります。

ここは、次女の運動会です。

オトンのぶおがいいかんじに仕上がってきてる間に、

次女は、かけっこ走ってました。

ダンスも踊ってましたし、競技もがんばってました。

毎年見に来ても、主役である孫の出番はいっさい見ないスタイルです。

(いったい何しに来るんよ)

 

 

そんな中、オカンはどうしてるかって?

知っての通り、うちのオカンは口数少なめ物静かな人なので、

(オカンの話はコチラコチラ

プログラムを見て、孫の出番には運動場がよく見える前まで行き、

しっかりと応援しながらがんばる孫を見て喜んでいました。

ありがとう、おかん。

いや、待って。

これが普通。

何度も言う。

だって、ここ運動会。

 

 

孫の出番が終わって、

場所取りしたブルーシートの真ん中で騒いでる酒飲みオヤジから、まーまー離れて座るオカン。

「こーゆー時は、(オトンのことを)知らん顔するのが一番」

と、まるで他人のようにスンとして、知らないよその子が出てる競技をみつめながらほほえんでる。

なに、この夫婦ーーーー!

嫁なら、飯塚の湧き水でいいかんじに出来上がってワーワー騒いでるあのじーさんどーにかしろよ。

頼んだね、なんつって、娘と娘の旦那にたくすなー。

ブルーシートの上が、超カオス。

湧き水入ってたペットボトルもすっかり空いちゃってるし。

どんだけ飲むん。

 

 

梅雨入り前のめちゃくちゃ蒸し暑いお天気で、

水分補給しないと熱中症で倒れそうなほどなのにのぶおは、

『飲んでも飲んでも飯塚の湧き水は、のどの渇きが潤わん』

などと言うておる。

どんだけ酔っても、酒て言わんとこがまた腹立つわー。

そんなある年の運動会で完全に仕上がったのぶお。

写真撮るって、あわててグラサンかけた笑

そして、酒と共に去ったわ。

 

 

 

 

今日は、こうしてブログという記事の中で、

久しぶりにオトンに長い時間を使いました。

大人になって、さらにこーやって面白半分文字にして吐き出すことで、

次第に消化されてきた気がしますが、子供の頃はどーしよーもなく嫌でした。

でも、そんなだったからこそ、オトンの記憶は強烈に残っています。

私の友人たちにも、のぶおファンがたくさんいました。

覚えてくれているだけで、とてもありがたいことです。

 

インフルエンザの高熱でぽっくり逝ったので、なにも親孝行ができないままですが、

これが供養のつもりとゆーことで。

どーだー! 金粉入りやぞ☆

ほれ、いっぱい飲めや。

 

オトンのぶおの話はまだまだ他にもありますので、また思い出したら書きますね。

では今日はこのへんで。

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。

次回もお楽しみに。

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ぺちゃげた鼻を、BOOーーー!

 

 

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